PROFILE

(もりわき としみち)

現 摂南大学客員教授、学事顧問 /(公財)神戸市産業振興財団 シニアフェロー

研究分野

生産システム、工作機械(動剛性、熱剛性)、超精密加工と超精密工作機械、
機械加工のインテリジェント化、切削加工、生産における人間工学

1968年 京都大学大学院工学研究科修士課程(精密工学専攻)修了。同年より神戸大学工学部機械工学科助手。四つ爪の汎用旋盤を廻しながら、びびり振動の研究に従事。
1974年 京都大学工学博士の称号を授与。(博士論文:Fundamental Study on Cutting Process Dynamics and Machining Chatter Control)
1975年 カナダマクマスタ大学研究員、同助教授。若手研究者に贈られるCIRPのF.W.テーラーメダルを受賞(1977年)。以後、研究分野を工作機械と機械加工の分野に拡大。
1985年 神戸大学工学部教授。当時としては珍しい産学連携を積極的に推進。
多数の社会人博士を輩出。特に超精密加工と知能化は重要な研究分野として重点的に研究を推進。新たに「医工連携コース」(地域の職業人を対象とした修士コース)を設置し、地域産業人の再教育に従事。
2000年~2004年 神戸大学工学部長
2007年 神戸大学名誉教授、同年摂南大学特任教授。主に人材育成と学部の改革・改組に取り組む。
2010年 摂南大学理工学部長
2008年 摂南大学工学部長
2016年 摂南大学客員教授、学事顧問、摂南大学名誉教授
1986年より、神戸地区の中小企業(主としてものづくり関係)の振興に従事。
2005年~2019年 (公財)神戸市産業振興財団理事長
2007年~2015年 神戸市教育委員
2019年 (公財)神戸市産業振興財団 相談役

学会活動

日本学術会議: 連携会員
日本工学アカデミー: 会員
日本機械学会:
(フェロー、名誉会員)
理事、評議員、生産加工・工作機械部門長、生産加工の知能化に関する調査研究分科会委員長、次世代生産基盤技術に関する研究分科会委員長など歴任
精密工学会:
(名誉会員)
会長、副会長、評議員、関西支部長、統合生産システム専門委員会委員長、精密機械の熱変形の解析と評価に関する研究協力分科会委員長、 超精密加工専門委員会幹事など歴任
Precision Engineering誌(JSPE,ASPE,euspen合同出版)Editor in Chief
CIRP(国際生産工学アカデミー):
(栄誉会員)
理事、国内委員会委員長、STC-M(機械)チェアマン、など歴任
日本工学教育協会: 理事、事業企画委員、関西工学教育協会副会長、評議員、監事など歴任
砥粒加工学会: 評議員
その他: 日本ロボット学会、ASPE(アメリカ精密工学会)(名誉会員)、euspen(ヨーロッパ精密工学とナノテクノロジー学会)(名誉会員)などの会員

社会活動:

神戸市産業振興財団理事長、神戸ものづくり協議会企画運営委員会委員長、国際ロボット・エフ・エ-センタ-IMSセンタ-理事・推進委員会委員・技術委員会委員、(社)兵庫工業会理事、(財)大阪科学技術センター評議員、TLOひょうご運営協議会委員、関西工学教育協会副会長・評議員・理事、日本工学教育協会理事、神戸生産技術研究会座長(1990~)など歴任

1977年8月 国際生産加工研究者会議(CIRP)F.W. Taylorメダル
1992年10月 高城賞 精密測定a技術振興財団
1998年10月 井植文化賞(科学技術部門)
2001年3月 日本機械学会フェロー 日本機械学会
2002年3月 精密工学会賞(論文賞)
2003年11月 日本機械学会LEM21国際会議 Best Presentation賞
2004年3月 精密工学会賞(論文賞)
2004年11月 兵庫県科学賞
2006年3月 精密工学会フェロー 精密工学会
2006年6月 工作機械技術振興賞(論文賞)工作機械技術振興財団
2006年11月 神戸市産業功労者賞
2006年11月 第8回ICPMT国際会議 Best Paper賞
2007年5月  ヨーロッパ精密工学とナノテクノロジー学会(euspen) Lifetime Achievement Award
2007年9月 精密工学会賞
2008年3月 精密工学会高城賞
2008年6月 生産工学会(SME) Frederick W. Taylor Research Medal Award
2008年10月 アメリカ精密工学会(ASPE)Lifetime Achievement Award
2016年10月 文部科学大臣表彰状
2019年6月 21世紀発明奨励賞、(公益社団法人)発明協会