ABOUT

私たちの想い

ものづくりの現場では、
「技術の神様」と呼ばれる
方々がいます。

私は生産加工・生産システムの研究を行うにあたり、多くの現場で高く素晴らしい技術を持っている方々とお会いしてきました。
その方々は、自らが専門とする分野において長年にわたって経験を積むだけでなく、
優れた技能を身に着けるとともに研鑽をし、常に好奇心を持ってあたらしい分野への展開を図っておられます。
また、さらなる高みを目指して活動するために、体得した高い技術・技能を隠すことはせず、積極的に開示し、伝承されています。

そのような、日々日本のものづくりのために研鑽をつづける方々は、日本の宝です。

しかし一方で、残念ながらそのような素晴らしい方が必ずしも評価されておらず、技能や技術の品質を一定の尺度で測ったり、
その人個人の技術より、肩書が重要視されている現状があります。
また、定年制度により、技術者の方の活動が封じられてしまう、といった問題もあります。

定年を理由に活動を諦めかけている人を見捨てるわけにはいかない。
日本のものづくりを支える技術者の方々一人ひとりに脚光があたり、伸びやかに過ごせる環境を世の中に広げたい。

そのような想いから、素晴らしい技術者の方々を「技術の神様」として、広く世に伝えていきたいと思っています。

「技術の神様」を広く知っていただくことで、いずれ将来を担う子どもたちにも、
日本の高品質なものづくりを見て、知って、体感してもらいたい。
それは、子どもたちが自らの将来に希望を持てる環境づくりにつながっていきます。